序文
2022年の据え置きゲームは物凄い豊作の年でしたね。私自身、時間的制約からプレイしたいゲームをすべてプレイすることはできませんでしたが、この記事では2022年の総まとめとして、プレイしたゲームの感想および、惜しくもプレイできなかったが、今後プレイしたいゲームに一言コメントを残していこうと思います。
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2022年発売ゲーム 本ブログにおけるランキング(点数順)
1位:【97点】ELDEN RING
いやはや、面白すぎました。2022年のGame of the year受賞も納得の傑作です。
あのソウルシリーズがオープンワールドに!…というとチープな響きですが、オープンワールドゲームは数あれど、あのレベルの探索のワクワク感を感じられたゲームは他になかったですね。頭一つ抜けていました。
大作すぎて周回する気にはならないし、後半になるにつれてヌルゲーとなっていくし、一部遺灰や戦技が強すぎるとか、素材を拾うのが面倒とか、NPCイベントがわかりづらすぎるとか、粗探しすればいくらでも見つかってしまうんですが、それを補って余りある満足度でした。ゲームをしているということを忘れ、本当に冒険してる気持ちにさせてくれる。そんな傑作ゲームでした。ソウルシリーズの次回作はどうなるんでしょうね。開発側が燃え尽きていないかが心配です。
2位:【97点】ゼノブレイド3
1位と点数的には同じですが、ごくごく僅差で2位になりました。シナリオの「燃え」の瞬間最大風速はわずかにゼノブレ2に劣るのですが、2で感じたフィールドスキル周りの不便さやコアクリスタルのガチャシステムがなくなり全体的に遊びやすくなっていることや、探索の楽しみが尻すぼみ気味だったゼノブレ2と比較し、3は後半のエリアも等しく楽しめたこと、プレイアブル6人+独創的なヒーローシステムによる7人バトルなど、どういう頭をしていればこんなものが出来上がるんだ(最大級の賛辞)と思わせてくれる傑作でした。
各ヒーローが仲間になりっぱなしでなく、きちんと個別の覚醒クエストが用意されておりアフターケアも万全。ヒーローも含めてちゃんと仲間である認識をメンバーが持っている感じがいいですね。2023年末の追加シナリオがものすごく楽しみです。「2」の黄金の国イーラは傑作でしたからね。
3位:【90点】ドラえもん牧場物語 大自然の王国とみんなの家
えっこれが3位?と思われる方も多いかもしれません。私もそう思います。
でもこのゲームね、本当に面白かったんですよ。牧場シリーズって正直いい印象なかったんですが、今作は特別。
この手のスローライフをうたうゲームって、スローライフとか言いつつも結局は1日という限られた時間でいかに効率良いプレイをするかが求められる傾向がありますし、実際本作もそうなのですが、効率プレイをするにあたって求められる「テンポの良さ」がキッチリと確保されていること、キャラゲーであることを忘れず、キャラクターを置き去りにしていないこと、これでもかというほど心温めてくれるハートフルな住人たちなど、前2作ほどの斬新なゲーム体験ではないのですが、基本を忠実に、かつ高い水準で守っており、ゲーム全体を通して楽しめたという点が好印象でした。
欲を言えば「魚釣りゲー」となりがちなのはもうちょっとどうにかしたかったかもしれません。あと連れ歩く仲間や精霊たちが絶妙に役に立たない。
4位:【86点】トライアングルストラテジー
これも面白かったですね~。SRPG愛好家としてはかなり刺さりました。特筆すべきはユニットバランスの良さで、どの仲間もちゃんと出番があるのがいいですよね。それゆえ、キャラランクを語ろうとすると微妙に荒れがち。バランスの良さの裏返しですね。2Dのキャライラストもめちゃくちゃ好みで、女性陣が美人すぎる点も◎。
ただ、周回を前提としている割に周回サポート機能がめちゃくちゃ不親切で、尋常じゃないくらいに時間がかかる点はいただけませんでした。大団円エンドを見ようとすると4周かかるし、ルート選択によっては+1周かかることも…この点は続編でなんとかしてほしいです。続編、もちろん作りますよね?
5位:【82点】クライシスコア ファイナルファンタジー7 リユニオン
PSP版のCCFF7は未プレイで、それがずっと心の奥にしこりが残っていたので、現行機でプレイできたことはとても嬉しかったです。こんなに面白いゲームだったんですね。
いま絶賛発売中のFF7リメイクでは、アレがああなってこうなってるので、クライシスコアの物語もより重要度が増してくるはず。未プレイの方は今のうちにやっておいた方がいいですよ!
6位:【81点】ドラゴンクエストトレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤
個人的にはものすごく面白かったんですが、ネット上の評判ではかなり叩かれてますよね。う~ん、批判意見もわかりますし、私も概ね個別の批判ポイントには同意なのですが、それを差し引いても相当な良作だったと思うんですけどね。悪い点は良い点より目立ちやすいので、木を見て森を見ずにならないように自分も気を付けたいなと思っています。
批判意見が多いように思うので少し擁護しますと、ゲームのメイン体験となる宝探しはシンプルにかなり面白いです。オープンワールドゲームではないんですが、それにかなり近いので、オープンワールドゲームが好きな人は買いです。ゼノブレイド好きも買ってもいいかも。自分の立ち回り次第でLv差+10くらいの敵なら全然倒せるので、意外とアクション的にもやりごたえあるんですよね~。マヤもかわいいし。
開発はこれにめげずにまたチャレンジしてほしいです。大丈夫、このゲームは面白いです。きっとそう思っているのは私だけではないと思いますよ。
7位:【78点】ドラゴンクエスト10 オフライン
なんかドラクエFFばっかり語ってる気がしますが、続いてはドラクエ10オフライン。
やたらバグが多かったり、しばりプレイに動作面の不安定さがあったりと色々問題がある作品なのですが、やはり2.5頭身のキャラデザを受け入れられるかにすべてがかかっていますね。
私は発売前は大反対で「ナシ」派だったんですが、いざプレイしてみると「アリ」…というか慣れてしまい気にならなくなりました。それよりも、頭身をデフォルメしマップを狭くしたことによる快適度の方が遥かに勝っており、遊びやすかったですね。
ただイベントシーンだけ急にオンライン版のもの(ただし主人公のみ2.5頭身のまま)という妙ちくりんなことになっていて、それの違和感はけっこうあります。
あと、戦闘はめちゃくちゃ面白いんですが、主人公があまりにも弱すぎる。大器晩成型だと信じて、バージョン2ではなんとか強くしてください。期待してます。
8位:【74点】十三機兵防衛圏
全然2022年発売のゲームではないんですが、Switch版が2022年に出たので入れてみました。ネットでざっと調べると神ゲーという評価がめちゃくちゃ目立ちますし、この手のゲームは自分も大好きなのでものすごく期待していたのですが、ちょっと自分の中のハードルが上がりすぎたのかイマイチしっくりきませんでしたね。74点は自分の中でかなり高評価なので十分良作ですが、正直95点くらいを期待していました。
なんでしょうね、「すごいのはわかるけど心を動かされない」みたいな感じなんですよね。めちゃくちゃ難解なパズルや迷路を見せられたような感じで。よう作ったなあと思いつつも、スッキリしない。たぶん見せ方が良くないと思うんですよね~。物語自体がめちゃくちゃ緻密で複雑なパズルなのに、見せ方も小出しかつ断片的で複雑になり過ぎたっていう。
外見が同じ別人 or 外見が異なる同一人物 みたいなのが多すぎて、現在が回答フェーズなのか問題提起フェーズなのかが一生終わらないまま気づけばクリアになっていた感じがしました。
9位:【68点】ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
ポケモンとオープンワールドの相性が抜群なのはもう誰が見ても明らかだったので、ついにオープンワールドに踏み切ったか!とめちゃくちゃ嬉しい作品でした。
ただ肝心の出来は正直ちょっとお粗末でしたね。バグの多さは論外ですし、フレームレートの低さや処理落ち、異様に悪い戦闘テンポなど「ようこれで出したな…」と思いたくなるようなクオリティでした。
ポケモンって少し前もバグ塗れの作品だしてましたよね。ちょっとブランドにあぐらをかいている感じがして、最近のポケモンにはあまり良い印象がないです。
ただ、オープンワールドにした判断は英断です!また作ってください。何ならオフ専でもいいので、より良いものを…。
10位:【55点】黄昏ニ眠ル街
これね、本当にすごいゲームですよ。めちゃくちゃ好きです。
イラストレーターnocras氏の個人制作のゲームで、雰囲気が抜群にいいです。
当ブログのレビューは、製作の背景を点数には反映させず、純粋に成果物のクオリティだけで採点しているので、さすがに企業が大人数で作成したゲームと比べると点数が低くなりこの点数となってしまったのですが、それでも面白いです。
基本的にゲーム性は単調で、街の探索+アイテム収集だけなんですが、アクション性の良さで不思議と探索が苦にならないんですよね。コンプ時にもうちょっと隠し要素があれば言う事なしでした。
11位:【52点】ソウルハッカーズ2
このゲーム、よく「ソウルハッカーズシリーズとして出したのがよくなかった」「ソウルハッカーズの名をつけなければまだ良かった」という意見が見られますが、正直それを抜きにしても純粋にダメなゲームだなという印象です。
もうレビューで語り尽くしたので今さら良いのですが、あのアトラスからこの作品が出来上がってしまうとは正直かなり残念でしたね。先日のアプデでようやく移動周り等が改善されたようですが、それも公式で告知した期日を守らず、かつ遅延の告知もないまま公式Twitterでは毎日BOTのように悪魔紹介を垂れ流し続けていたので、より印象が悪くなりました。作品がやらかしたときの公式の対応ってかなり大事だと思ってるので、少々がっかりしましたね。
12位:【51点】クロノ・クロスリマスター ラジカルドリーマーズ・エディション
2022年、私がプレイしたゲームの中でワースト1が本作でした。
「リマスターは比較的安パイ」と思っていた私の認識をひっくり返してくれた作品でした。
PS5でプレイしているにも関わらず、環境や設定によっては初代PSのオリジナルにすら劣るフレームレート、激しい操作遅延、扉やアイテムなどの判定が厳しすぎて全然開けられなかったりなど、そもそも「クロノ・クロス」という作品を楽しむことすらできないクオリティで、物語を追いかけたかったので頑張りましたが、途中幾度となく挫けそうになりました。物語の主軸がよかったこと、ツクヨミやキッドといった女性陣が可愛かったことだけが救いでした。ちゃんとしたリマスターを出してくれたら、絶対にもっと良いものが出来上がっていただけに本当に残念でした。
番外:スプラトゥーン3
オンライン対戦ゲームであり、アップデートによるゲーム内容の変化が激しいことから当ブログでのレビュー対象とはしていないのですが、プライベートでドはまりしているゲームです。無理やり順位に当てはめるならば、2位と3位の間くらいでしょうか。
スプラシリーズは「1」からやっているのですが、実は「2」は肌に合わなくて一度シリーズから離れていたんですよね。ステージ構成とスペシャルが苦手だったんだと思います。ですが「3」は今のところ非常に楽しめています。バンカラマッチにオープンとチャレンジがあり、どちらか好きなガチルールで遊べる点が嬉しいですね。ステージの作りも、縦長でチャージャーが強すぎるなど言われていますが個人的には「2」より好きなものばかりです。
ただ、シーズン1のマルチミサイル環境は大嫌いでしたし、フレンドとのオープンでブキ変更ができなかったり、リザルトが長すぎたりと不満点もそれなりにあります。アンガーマネジメントのためにあえてリザルトを長くしているなどの噂が囁かれていますが、正直そんな気づかいは不要ですね。また、完全に個人的な好みですがガチアサリとマニューバ―は削除し、スプラ2のスペシャルも全て撤廃してほしかったです。
クリアできなかったゲーム
ここからは、「本当はプレイしたかったけど時間的制約で年内にクリアまで至らなかったゲーム」をつらつらと語っていきます。
星のカービィ ディスカバリー
途中までプレイしました。そこそこ面白いものの強烈に印象に残ることもなく、今のところ可もなく不可もなくという印象。いずれクリアし、レビューしたいと思っています。新システムの「ほおばり」で色々なものをほおばって形態変化することができるのですが、かわいさでごまかしていますが正直けっこうグロいなと思ったりしています。
ポケモンレジェンズ アルセウス
中盤で止まってしまっています。「タスク」システムにより同じポケモンを何度も捕獲させられるのが純粋に厳しいです。ポケモンSVをプレイした後にやっても楽しめるかは疑問で、後続作品であるSVに引っ張られて中立なレビューができないおそれを抱いているので、もしかしたらやれないかもしれません。
Stray
途中で止まってしまっています。群れからはぐれた猫ちゃんを操作するゲームです。一時期Twitterで、猫の描写がリアルでかわいい、ゲームとしても面白いと大バズりしていましたが、序盤少し進んで人語を話すロボが出てきた辺りでコレじゃない感を強く感じてしまいました。個人的には、人語がわからない猫だからこそいいんだよ!人語を話すやつ出てきちゃったらおしまいやろがい!と思ってしまったんですよね。
とはいえ、プレイを中断した直接的な原因は3D酔いでした。この手のゲーム、酔っちゃって苦手なんですよね。いつかクリアできたらいいなと思っています。
ファイアーエムブレム無双 風花雪月
同じく途中で止まってしまっています。ただ、この作品はクリアしたいです。この作品が出るが故に、「風花雪月」本編を大慌てでクリアしたのですが、肝心の無双をやる時間がなく…。ただ、少し遊んだだけではなかなか面白いです。本編とは異なり、クロードが結構やらかすという噂を聞いているので、それはちょっと楽しみです。
ソニック フロンティア
序盤で止まっています。ソニックのオープンワールドゲームということで、もっと評判になるかと思ったのですが思ったほど反響がなかったですね。とはいえ、少し触った限りではけっこう面白そうなのと、ちょっと事情があり、この作品は必ずクリアまでやりレビューします。オープンワールドゲームが好きなので、楽しみです。
タクティクスオウガ リボーン
序盤で止まっています。実は本作が未プレイゲームの中では一番楽しみで、本当はすぐにでもプレイしたいです。SRPG、好きなんですよね。
トライアングルストラテジーをレビューしたとき、タクティクスオウガと比較されているプレイヤーの方をとても多く目にしました。それが過去の思い出補正がかかったものなのか、それとも今も色あせない名作なのか。この目で確かめたいと思っています。
Horizon Forbidden West
未購入。前作にあたる「Zero Dawn」をプレイしたらやりたいと思っているうちに発売日を迎えたこと、「Elden Ring」と発売日がモロ被りしていることなどからなかなかプレイ機会を得ずにここまで来てしまいました。しかしホライゾンシリーズ、かなり評判がいいんですよね。エルデンリングと被ってしまっただけで、実はめちゃくちゃ面白かったらいいなあ…などと期待しています。
The Last of Us Part1
ラストオブアスのフルリメイク作品。これもやりたいんですよねえ。「2」のあるシーンが一時期ものすごく話題になっていましたが、実は恥ずかしながら当シリーズも未プレイでして。オープンワールドやRPGよりもサクッとクリアできそうなので、ぜひやりたいゲームのひとつです。期待度大。
2023年もよろしくお願いします
以上、2022年発売ゲームの所感でした。こう振り返ってみると本当に豊作で、幸せな1年でした。
当ブログもこの1年で、有難いことに大きくアクセスを伸ばすことができました。これもひとえに、いつも私の駄文にお付き合いいただいている皆様のお陰です。
2023年も、当ブログは引き続き一切の忖度なく、真っ直ぐな意見をお伝えして参ります。良いものは良い、悪いものは悪いと発信することにより、説得力と信頼感のあるレビュアーを目指していきたいと思っています。