タイトル(かな) | りゅうがごとく8 |
ハード | PS5,PS4,PC,Xbox Series X|S,Xbox One |
発売日 | 2024年1月26日 |
点数 | 84点(良作) |
総評 | ・終盤の批判はごもっとも ・戦闘は改善されるも「新鮮さ」でごまかせなくなってきている ・マイナス面を加味してもなお良作 |
レビュー執筆時点 | 2025年1月3日 |
序文
2024年1月に発売された「龍が如く8」。筆者も発売日に購入したのだが、多忙によりクリアするまで1年近く時間がかかってしまった。
発売前のPVでは、新舞台ハワイ、癌に侵された桐生、春日と桐生の恋バナ、ビーチでなぜか全裸の春日など気になるシーンが目白押し。ずっと気になっていただけに、ようやくプレイできて感動もひとしおといったところだ。
そんな龍が如く8の感想を、本記事でしっかり述べていこうと思う。
なお、本レビューは本文中にネタバレを含む箇所がある。「8」含め、シリーズの他作品のネタバレも多く含まれているので、ご注意の上お読みいただきたい。
全体感
面白かった!
メインシナリオの描写で気になる点は多くあるものの、全体的に7よりもシステムが洗練されており、なかなかの良いゲーム体験だった。
前作の主要キャラクターは続投した上で、新たな仲間として桐生、ソンヒ、トミザワ、千歳の4人が登場。シナリオの中盤以降は春日パーティ(ハワイ)と桐生パーティ(日本)に分かれるため、この手のゲームにありがちな「控えメンバーが多すぎて持て余す問題」とは無縁だった点も〇。
舞台がハワイというのも面白く、ファンキーで陽キャな春日との相性は抜群。歩きながら道行く人に「アーロハー」と挨拶していく溶け込みっぷりに思わず笑ってしまう。この雰囲気を出すのは、ちょっと桐生さんでは無理がある。春日にしかできないことだ。
それにしても、「7」における桐生から春日への主人公交代は本当に見事だったなと、本作をプレイして改めて感じた。設定上もメタ的にも、完全に「レジェンド」な存在と化した桐生。そんな彼に負けず劣らず魅力的な春日一番というキャラクターを作り、違和感なくシリーズに溶け込ませたのは見事の一言。これほどまでに鮮やかな世代交代を果たし、プレイヤーに好意的に受け止められたシリーズは、ちょっとなかなか思いつかない。
戦闘システム-改善が見られるも、大味さは変わらず
戦闘システムは7に引き続きコマンド式RPG。これは桐生パートでも同様だ。
プレイヤーの技術介入として、極技使用時のQTE(ボタン連打or目押し)、被弾時のジャストガードがある点は前作同様。
また、本作からの変更点として、各キャラの行動時に(行動範囲内で)自由に位置取りの調整ができるようになった。これにより、敵に接近して近接ボーナスダメージを得たり、仲間の近くで連携攻撃を繰り出したり、範囲攻撃により多くの敵を巻き込んだりなど、行動に自由度が増した。
さらに、格下の相手と戦う場合に「クイックバトル」で戦闘を一瞬で終わらせることができるようになった。「7」に引き続き、本作も戦闘テンポがあまり良いとは言えないため、ありがたい追加要素だ。
基本的には前作を踏襲しつつ、随所に改善点が見られるため遊びやすくなっている点は純粋に評価したいが、やはり前作から抱える根本的な問題点は解決できていない点は残念であった。以下、気になった点を列挙していく。
- 良くはなったが、やはりまだテンポが悪い。位置調整して、行動を選択して、キャラが敵味方の場所まで移動して、アクション。キャラのモーションは従来のアクションバトルに近いのに、システムだけコマンド式RPGに寄せているため、1戦闘にかなり時間がかかる。オートバトルもあるものの、QTEがあるため完全放置もしづらいし、AIがあまり頭が良くない。絆技は演出スキップできないものがほとんどで、使いづらい。
- 終盤になってくると大味な点は相変わらず。素早いキャラで先制の範囲攻撃をぶっ放せば敵の戦線が崩壊するので、戦略性に乏しい。
- 死に技と強技の格差が大きく、ジョブチェンジを繰り返す楽しみが薄い。一応、「HP+5」など、他ジョブに継承できる能力値上昇を習得できるため、他ジョブを育てる意味はあるものの、低ランクのうちはHPやMPしか習得できず、「攻撃力+」などの火力系はランク37になってようやく習得する。その頃にはゲーム最終盤に差し掛かっているので、今さら育成しても…という感じになる。
- 各ジョブの極技が完全にギャグに振り切っているため、通常バトルはともかくボス戦はシリアスさに欠ける。春日が主人公のタイトルはこういうスタンスなのだと割り切るしかない。
また、桐生パートでも戦闘システムはコマンド式RPG、かつ敵の見た目が魔物っぽく変化する点も好ましくなかった。元々の設定では、これらはドラクエ大好きな春日独自の視点であったはずなので、その辺りをご都合主義的にさらっと流した点は違和感があった。
前作より戦闘システムが洗練されたのは確かであるが、逆に言えば前作は「シリーズ初のコマンド式RPG」ということで新鮮さがあり、それゆえに楽しめたという部分もある。「8」はそういった新鮮さでごまかせなくなった分、多少のマイナーアップデートで改善されたとしても、戦闘システムが元々もつ粗がより目立つ形となってしまう。
これ、今後も春日が主人公な限りずっと続いていくのだろうか。どこかで抜本的な見直しをした方が良いのでは、と感じたところである。
シナリオ-ポジ・ネガ入り混じるもトータルでは概ね満足
さて、問題のシナリオである。
まず、メインシナリオにおいて気になった点(主にネガティブな面)について述べていきたい。
- 終盤の駆け足感がとにかく目立つ。三田村英二(エイちゃん)は、特に描写なく気づいたら無精ひげで逃亡モードに。
終盤、千歳の告発シーンではラニを奪取されたことにより立場が危うくなり身を隠しているのだと脳内補完できるが、その後いつの間にかハワイから神室町に移動している。そもそも千歳の告発では三田村の名前は一切出てきていないので、彼が日本の視聴者から追われることになった(身バレした)経緯もよくわからない。自首するといっても、そもそも彼は直接手を下すような犯罪をあまりしておらず(千歳への脅迫、春日や桐生への名誉棄損、ハワイでの誘拐くらいか)、意外と早く出てきそうな気がする。 - 終盤にとりあえず顔出していっちょ噛みしてきた元・東城会3人衆。特にシナリオに絡まず、エンディングにも出てこず、必要性が薄い。良くとらえれば次回作以降の伏線として頭出ししたというところだろうが…。「どや?出しとけば嬉しいやろ?」感が強い。渡瀬への言及が一切ない点も気になる。
- ハワイサイドのボスキャラ…特にブライス、ドワイトあたりの描写が甘く、敵キャラとしての魅力に欠ける。ブライスは恐ろしい恐ろしいと散々作中で言われているものの、何が恐ろしいのかよくわからず、大物感が薄い。エンディングでもどうなったか特に言及なし。ドワイトも、序盤で出てきた際は貫禄があったが直ちに小物化。終盤で再登場するもあっさり退場。あれだけ恐ろしいバラクーダのボスなのだから、もっともっと恐ろしく描いて欲しかった。
- ラニがブライスの心臓となる理由の納得感が薄い。前代表の遺言とペンダントにより、ブライスが正当なパレカナの後継者ではないということがバレてしまうというのが主な理由だが、正直これだけ信者が増えた状態で、いきなり「ブライスは後継者じゃない!ラニが後継者だ!これが証拠の遺言とペンダントだ!」と主張したところで一笑に付されて終わりである。実際、ラスボス戦前でブライスが信者の前でパレカナについて告白するシーンがあるが、信者たちは特に意に介さず彼の従うままであった。(該当シーンはネレ島だったので特に狂信的な信者が多いというのはあるだろうが)もう少しラニが追われることへの必然性があればよかった。
- 納得感の薄い展開が多い。特に感じたのは初回の第5地区への潜入あたりで、案内役の警官ローマンがあまりにも春日たちに従順すぎる(桐生が怖かろうが、あの時点の判断ではどう考えても桐生よりバラクーダの方が怖いし、第5地区に入った後も付き合いが良すぎる。入口までで十分役目は果たしているだろうに。案の定殺されているし)し、第5地区内部も思ったより全然平和で、敵が数人単位でしか襲ってこないため「ヤバい場所に足を踏み入れた感」に欠けすぎていた。千歳のような若い女性があんなところに単独潜入して無事なのも、ゲームだとしてもさすがに無理が…。
- ラストでは桐生が生きる気力を取り戻し、治療を受けるシーンで「終」となるが、大道寺一派でもどうにもならなかった病気の治療が今さら普通の総合病院(っぽく見える)でどうにかなるとも思えず、そもそもどのように名を取り戻したのかの過程も描かれていないため、感動よりも困惑が先に来る。
挙げていくとキリがないので一旦これくらいにしておくが、概ね世間の皆様の指摘と同意見である。
そんなわけで細部…というほどでも細部でもない部分になかなかの粗があるので、批判しようと思えばいくらでもできてしまうのだが、それでもトータルでは楽しめるシナリオだったというのが筆者の感想だ。
以下、悪い点でなく、良かった点についても述べていきたい。
- 龍が如くスタジオ恒例の、発売当時のリアル社会の時事ネタやトレンドを盛り込んでいる点がよかった。具体的には、ネットの炎上やVTuberなどの動画配信者あたり。風刺が効いており、やはり龍が如くは発売当時にプレイした方が楽しめる作品だなと改めて感じた。
- 物語のテーマのひとつが、死んだと思われていた春日の母、茜さん探しである点も良かった。「7」にてやっと再会できた親っさんを失い、若も失い…と、仲間には恵まれたものの天涯孤独と言っていい身だった春日にとって、まだ肉親が残っていて、しかもちゃんと会えて、守り通したのだから。何となく、会えるけど茜さんは亡くなってしまうとか、そういう流れを想像していたので、前向きに頑張る春日へのご褒美として感動できた。
- 桐生が遥とラニを重ね合わせて守ろうとする、というシナリオの作りも個人的には◎。これにより桐生が「大道寺からの任務」以上に当事者意識をもって臨むことになるので、ロストジャッジメントなどで見られた「主人公蚊帳の外問題」をうまく回避していた。
- 敵サイドのキャラクターの中では、山井と海老名はかなり良かった。(山井は途中からはほぼ味方のようなポジであったが)
海老名は一貫して極道憎しで動いており、生い立ち→動機→行動の流れが理解できるので、共感もしやすい。また、極道の被害者である彼に桐生が「うるせえ!」みたいな感じにぶん殴っておしまい、という構図にならないのもよかった。
山井については改めて語る必要はないだろう。 - 千歳がとても魅力的だった。作中のやらかしを含めてもお釣りがくるくらい可愛かった。春日は千歳に乗り換えても良いんだぞ。
- 桐生の終活絡みについてはかなりのボリュームを割かれており、これも感動的なシーンが多く、非常に見ごたえがあった。こちらについては個別項目を設けて後述する。
総じて、描きたいテーマの数を考えればよくまとまっており、見どころや熱いシーンも多く、シナリオとしては楽しめたなという印象だ。「描きたいテーマが多すぎるから散らかって全部中途半端になっている」という批判もその通りではあるのだが。
序盤をもう少し削って、終盤の整理に尺を割いてくれればなお良かったとは思う。
一番とサッちゃんの恋愛は次回作でも良かったかも…。
春日一番という人間
すっかり龍が如くに馴染んだ春日。頭のキレが良く機転が利き、まっすぐで明るく、世話焼きで優しい。作中でも言及されているようにいわゆる「人たらし」で、ゲーム内登場人物のみならず画面の向こうのプレイヤーですら惚れてしまうようなキャラクター描写は見事というほかない。
そんな彼の魅力は「8」でも遺憾なく発揮されており、単身訪れたハワイでも気づけば多くの仲間(と敵)に囲まれ、面白いドラマを見せてくれる。
桐生はもちろんのこと、春日も今後の龍が如くシリーズに不可欠なキャラクターとしての地位を、早くも確立していると感じる。
ただ、今作でどうしても気になってしまったのが、特に敵であることが発覚した後の三田村英二に対する態度の共感のできなさだった。
英二についてざっくり言えば、自分の人生をめちゃくちゃにしたヤクザ(荒川組だと本人は推察している)憎しのため、味方のふりをして春日に近づいたスパイなわけであるが、春日は彼が敵だと判明した後も「エイちゃん」と呼び、「敵だとしても一緒にハワイの街を話しながら歩いたあの楽しさは本物だった」と、引き続き彼のことはダチと認識している。
まあ春日らしいとも言えるのだが、プレイヤーとしては…
お前のせいで花輪が死んでんねんで!!!!
の一言である。
春日だけが迷惑を被っているならまだしも、味方サイドに死人が出ていて、その直接の原因を作った人をダチ扱いはなあ。ちょっと。
春日からしたら花輪と過ごした時間は短く、思い入れは少なかったのかもしれないが…。それでも自分たちがピンチの時に助けてくれた人間である。
あなた、これがもし死んでいたのが自分の大切な人…足立さんやナンバ、何ならサッちゃんだとしても同じこと言えますか?っていう。
(いや、でも春日なら言うかも…。)
まあ花輪は言ってしまえば殉職なので、職務上の死と考えれば春日的には割り切ってしまえるのかもしれない。ただ、7外伝であれだけ花輪と過ごしたプレイヤーとしては、あまりにもあっさりとした最期にどうしても納得いかないものがあるなと感じた。
(ウォン・トーは…敵サイドの人間で、自業自得感もあるので仕方ないとしよう。)
桐生の終活-エンディングノート絡み
癌に侵された桐生が、ナンバの勧めによりエンディングノートを作成し、人生の整理をするというコンテンツ。ゲーム的には、桐生と関わりの深い人たちの今が見られる「エンディングドラマ」、神室町などの思い出のスポットを巡りこれまでの人生に想いを馳せる「追憶ダイアリー」、やり残しの名のもと、タスクをこなしていく「未練ミッション」の3つに分けられる。ここでは前2つについて述べていく。
エンディングドラマ
伊達さんの計らいにより、桐生との関わりが深かった登場人物らを神室町や異人町に呼び、桐生に引き合わせるというサブイベント。(もちろん桐生は会うことができないので、遠巻きに見るのみ。相手は桐生を認識していない)
これは非常に良かった。
登場人物のチョイスが良く、アサガオの太一や秋山などの主要人物はもちろん、狭山、タクシー会社の中嶋社長、広瀬一家の面々など、各作品にスポットで登場した人物も多く含まれていた。この点、これまでシリーズをプレイした人へのご褒美であると言っても良いだろう。
また、進めていく過程で、当初は「未練がないよう最期に会っておく」ことを目的としていた桐生が、徐々に生きる方向へ気持ちが傾いていく(ように見える)描写が見事だった。
ただし、遥パートでの引っ張りは勘弁してほしかった。確かにあそこで遥に会うのはややドラマチックさに欠けるものの、いちプレイヤーとしては「もうええでしょう。これ以上引っ張ってどないしますのん」のステータスになっている頃合いである。期待させておいてお預けするのは龍が如くの伝統芸であるが、あまりこの手法は好きではない。
追憶ダイアリー
基本的には街のスポットを巡って桐生が脳内で想いを馳せるだけのショートイベントであるが、時折少し長めのイベントがあり、過去作のサブイベント関連のキャラクター等が登場する。何気に7の浜子と桐生との絡みはここが初であり、浜子が7のシェルター関連で春日に酷いことを言ったことを悔いている描写があり良かった。こうした細かいところがケアされているのは◎。
その他気になるポイント①-芸能人の演者について
龍が如くシリーズの恒例となっている芸能人の演者。今作ではKing gnuの井口理氏がトミザワとして登場したほか、長谷川博己氏演じる海老名、サブイベントでは朝倉未来氏なども登場した。
本作をプレイして改めて思ったのが、割と重要なポジションのキャラを芸能人にやらせるのはもうやめませんか、ということだ。
これは演技が棒だとかそういう話をしたいんじゃなくて(朝倉氏の演技はヤバかったが、サブイベントなので笑って済ませられるので良し)、芸能人が演者のキャラは再登場させ辛いよね、という話だ。
本作ではエンディングドラマで過去作のキャラクターが登場する機会があったが、広瀬一家の南雲(演:宮迫博之氏)留守番扱いで非出演、ハルトの父親である勇太(演:藤原竜也氏)も登場しない。特に勇太、シリーズ全体から見ても非常に重要なポジションにいるにもかかわらず、今後もずっとこのスタンス(話題には出るが登場はしない)で行くのであろうか。非常に勿体ない。
「8」で出演したトミザワや海老名が折角いいキャラでも、次回以降は簡単には出せないだろうし、単発の敵キャラならともかく、今後もシナリオ上出てもおかしくないキャラについては、芸能人起用やめませんか、と提案したい。
その他気になるポイント②-死んだはずの人が生きていた多すぎ問題
これも触れねばなるまい。
本作でほぼ確定したのが
・サバイバーのマスター…他人の空似でなく、柏木であることがほぼ確定
・リボルバーのマスター…「3」のリチャードソンであることが濃厚
・チャウ・カーロン…「1」「3」のラウ・カーロンであることがほぼ確定
いやいや…流石にやり過ぎでしょう。
柏木はヘリで銃撃、リチャードソンは銃で撃たれた上に病院の屋上から峯と共に転落、ラウに至っては頭を銃で撃ち抜かれている。
これだけ「実は生きていました」展開があると、作中の描写が信用できなくなり、シナリオに重みが無くなってしまう。
極論、これが許されるなら、リチャードソンと共に転落した峯、風間に銃で撃たれた嶋野、本作で命を落とした花輪、何なら由美や錦山が生きててもおかしくないよねという話になってしまう。
柏木の場合は東城会の古参であり「3」までは重要なポジションにいたため、「3」から今までどのように過ごしていたのかという点も問題となってしまう。ずっと意識不明の重体であったとかでもない限りは、苦しむ大吾のフォローもせず自分はカタギで「イチ抜けた」の可能性も浮上してくるので、この辺りの説明は必須であろう。
「実は生きてた」展開は確かにうれしい面もあるのだが、こう乱発されては…。制作側はファンサービスのつもりかもしれないが、むしろ熱心なファンほど萎えてしまうだろう。
総評
不満も多くあれど、桐生の最期や春日の出生などコアな部分まで踏み込んだシナリオは十分に見応えあり、これまでのフィールドにないリゾート感満載の舞台「ハワイ」は新鮮で楽しむことができた。
シナリオ以外の課題はやはりバトル面。「龍が如くがコマンド式RPGに!」という真新しさだけの勝負ではもう通用しなくなっているので、戦闘バランスやテンポなどの改善が望まれる。